画像認識による環境理解だけでない未来の車のセンサー認識とかの研究メモ

画像認識によって歩行者や障害物、前方の車を検出して追突しない車をつくるわけだが、運転している人間の状態のモニターも研究の歴史が長い。

フォードが心拍数をモニターして運転手の健康状態を把握。心臓発作などによる不測の事故を未然に検出したい、ということ。
http://response.jp/article/2011/05/25/156894.html

人間工学の分野でも自動車関連機関の研究は歴史がある。
心拍時系列解析で人間の精神状態をモニターする例
http://pioneer.jp/crdl/rd/pdf/14-3-3.pdf
まずは、眠気の事前検出。眠らないように。
そして、加速する時の緊張、高速運転時の緊張、などの精神ストレスのモニター、心地よい快適な運転環境をつくるという目的。
ちなみに、心電図はハンドルを握る左右の手から取れる。足にも電極があると、3点測量で医療目的に使われる心電図になるが、左右の手でも心拍の時系列解析をする分には十分。足まで電極つけられるのはちょっとストレスかも。
心拍の解析の具体的な事例としては、
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~yamamoto/jres_11/jres_11.html
基礎的な解説は、
http://hclab.sakura.ne.jp/index.html

眠気の検出をするために、運転手の顔認識も使える。
まばたきの回数、周期、目の開き具合で推定する。あるいは、視線の方向変化から注意力を推定して、注意力が落ちていることを推定する。

流行りのネタとして、脳波でギア操作。ハンディキャップある人向けの特殊運転手段としてはありえるかもしれない。ユニバーサルデザインのコンセプトからすると、将来的も普通の人も脳波で運転というはあるのかもしれないが、どうだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=lWzdWMapJ-c&feature=player_embedded