openCV2.1のインストール

opencv の2.1がリリースされた(2010.4)

openCVの本家でもインストールの解説があるのでここを参考にした。

http://opencv.jp/opencv2-x-tips/install-on-windowswindows32bit-64bit-visual-studio-opencv21

 

opencv2.1インストール手順

OpenCV2.1のインストールには大きく2種類あって、

1.インストーラでお手軽にインストール

2.インテルのTBB(Threading Building Blocks)を利用するために、ライブラリを自分でコンパイルする。

がある。インテルのマルチコアをつかっていて、並列計算で速度をあげてみたい向きには2番がよい。とりあえず、OpenCVで遊んでみたい向きには1で十分だろう。

TBB(Threading Building Blocks)の解説

http://www.threadingbuildingblocks.org/file.php?fid=77

 

ここではお手軽インストールをしてみる。

WIN用のインストーラが、 OpenCV-2.1.0-win32-vs2008.exe なので、これをダウンロードして実行。

http://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/files/

VisualStudio2008 の環境で使うと相性がよさそう。無料のExpress EditionでとりあえずOKなので、あらかじめインストールしておく。

OpenCV2.1のインストーラは特にインストーラの指示にしたがって進めるだけ。

・デフォルトのインストールディレクトリは、C:\OpenCV2.1\

環境変数のPATHに追加してもOKとこたえると、C:\OpenCV2.1\bin(ここにはOpenCVのDLLがある。) がPATHに追加される。

くらいを確認しておく。

 

動作確認をするため、インストールされたサンプルプログラムを実行してみる。サンプルは、C:\OpenCV2.1\samples\c に入っている。上記の環境変数PATHが設定されていれば、動作する。USBカメラがないと動かないサンプルもあるので注意。

たとえば、OpenCVを使った顔認識のサンプル(facedetect.exe)はUSBカメラが必要なので、USBカメラをつないで動作させてみる。ー>お、動いた。ちゃんと顔を認識して○してくれる。

VS2008(visual studio 2008 express edition)で動作確認

静的ライブラリのフォルダの設定と、インクルードファイルのフォルダの設定をする。

1. VS2008を起動して、ツール −> オプション −>プロジェクトおよびソリューション −>VC++ディレクトリ −> インクルードファイル 

で、C:\OpenCV2.1\include\opencv

 

2. VS2008を起動して、ツール −> オプション −>プロジェクトおよびソリューション −>VC++ディレクトリ −>ライブラリファイル

C:\OpenCV2.1\lib

を新規に追加する。

 

プロジェクトで依存するライブラリ(lib)を設定する。

プロジェクト −> プロパティイ −> 構成プロパティ −> リンカ −> 入力 

で追加の依存ファイルに、cv210d.lib cvaux210d.lib cxcore210d.lib cxts210.lib highgui210d.lib ml210d.lib opencv_ffmpeg210d.lib 

を設定する。これは 「構成」がDebugの時。

「構成」がRelease の時は cv210.lib cvaux210.lib cxcore210.lib cxts210.lib highgui210.lib ml210.lib opencv_ffmpeg210.lib

のように各libから d をとる。

cxts210.libだけは、debug, release 両方で同じlibになる。